Linux で、使用可能なおすすめペイントソフト





Linux で、使用可能なおすすめペイントソフト FireAlpaca のインストール方法。

使用するOSは、Linux Mint 22.2 x86_64 です。公式ページによるとインストールに対応している環境はWindows, Mac, Linux (Ubuntu 23.04以降、Fedora36以降、Debian12以降) だそうです。



FireAlpacaとは

FireAlpaca(ファイアアルパカ)とは、株式会社ピージーエヌが開発・提供を行うペイントソフトである。広告の表示で開発費を賄うフリーソフトであるが、広告を排した有料版がSteamで販売されている。また、クラウド機能を搭載した姉妹ソフトの「MediBang Paint」も存在する。 Wikipedia: FireAlpaca

だそうで、個人的には以前 Windows で使っていて、直感的で使いやすかった AzPainter ぽくていい。 (※ 記事を書いていて AzPainter を調べてたら、 Windows 向けは開発終了していると思ってたけど、6ヶ月前にリリースされているので Linux 向けの開発は続いてる? GitLabAzPainter のリポジトリがありました)


ダウンロード

ダウンロードページ から Linux 版ダウンロードをクリックすると AppImage がダウンロードできます。

ターミナルを開く

ターミナルを開いてダウンロードした AppImage がある場所へ移動します。

cd ~/Downloads

各ファイルの配置

まず、chmod で実行権限を与えます。

chmod a+x FireAlpaca-2.13.25-x86_64.AppImage

AppImage を展開します。

./FireAlpaca-2.13.25-x86_64.AppImage --appimage-extract

展開した squashfs-root から FireAlpaca.desktopfa.png をそれぞれ適切な場所に配置する。これをすることでアプリ検索・ランチャーから起動できるようになります。

.desktop ファイルを配置

# デスクトップファイルを移動する
mv ./squashfs-root/FireAlpaca.desktop ~/.local/share/applications
# ~/.local/share/icons ディレクトリが無ければ作成する
mkdir ~/.local/share/icons

# アイコンファイルを移動する
mv ./squashfs-root/fa.png ~/.local/share/icons

最後に実行ファイル AppImage の名前(.desktopファイルに記述してある名前)を変更してパスの通った場所に移動します。(~/.local/bin/usr/local/bin)

# ファイル名の変更
mv FireAlpaca-2.13.25-x86_64.AppImage FireAlpaca
# 実行ファイルの移動する
mv FireAlpaca ~/.local/bin

squashfs-root ディレクトリは不要なので削除します。

rm -rf ./squashfs-root

アップデート

AppImage なので、新しいバージョンがリリースされたらその度にダウンロード・実行権限の付与・ファイル名の変更・ファイルの配置が必要です。

# 実行権限を与える
chmod a+x FireAlpaca-<VERSION>-x86_64.AppImage
# ファイル名の変更
mv FireAlpaca-<VERSION>-x86_64.AppImage FireAlpaca
# 実行ファイルの移動
mv FireAlpaca ~/.local/bin

アップデートは面倒ですが、AppImage は依存関係がひとまとめになっている実行ファイルなので、依存関係での問題が起らないことがメリットです。

日本語化

日本語になっていなければ、helplanguage から japanese を選択すれば日本語化できます。



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